駿河竹千筋細工で広重版画

竹細工は古くから静岡市の特産で、江戸期、駿府七間町に数軒の商う店があったという。
「駿河竹千筋細工」は竹を削り細いひご状にして器物などをつくるものだが、この技法は天保11年(1840)岡崎藩士が伝えたといわれる。


現在ではデザイン等にも優れ、通産省の伝統工芸品に指定されている。

この伝統工芸品の技法で、広重版画を再現したのは、野田貞一さん。野田さんは仕事の合間に竹千筋細工で版画づくりに取り組んだ。竹を削り一枚一枚張りつける。人物が一番むずかしいという。
なるべく竹の自然色を生かしデザインした。このほど二十二宿の版画が完成し、市内のデパートに展示した。

野田さんは「2001年の東海道400年祭までには、五十三次まで完成させたい」と意気込んでいた。


野田貞一さんの連絡先:静岡市柳町130-26 「然林房」