紅茶づくりの多田元吉翁を称え顕彰碑

紅茶づくりなど近代日本茶業の発展に尽くした多田元吉翁(1829-1896)の顕彰碑の除幕式が、2001年3月11日静岡市丸子赤目ケ谷の起樹天満宮で行われた。


多田元吉翁顕彰碑の除幕式


元吉翁は元幕臣で、明治維新で徳川慶喜に従って静岡に移住し、丸子の地で茶園を開拓し紅茶の生産に乗り出した。折りから近代化と輸出商品の開発を急ぐ明治政府は多田を抜擢し、中国、インドに派遣し茶の調査研究に当たらせた。

多田元吉
(社)静岡県茶文化振興協会
「茶道楽14号」より

多田は命がけの旅の末、紅茶用の種子、茶業機械の図面など日本茶業発展の基礎を持ち帰った。その後は全国を駆け巡り、紅茶、緑茶の生産の近代化を推進した。


式には、駐日インド大使のアフターブ・セット氏、地元選出国会議員らもお祝いに駆けつけ、多田元吉翁の顕彰碑の除幕をした。


顕彰会会長の柴山信夫氏は
「平成5年に多田元吉翁のことを知り、それ以来余り知られていない歴史を堀起したいと努力した。

柴山信夫会長

また、お茶のイメージアップ作戦で取り組んだ」と感慨深げだった。